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どちらのが高額に?

浮気(不貞行為)の慰謝料請求において

裁判示談では

どちらの慰謝料が高額になるのでしょう?

答えは、

示談の方が高額になる傾向がある

です。

理由は主に3つです。

 

1.請求された相手は、自分の配偶者や職場にバレない様に秘密裏に、早期に処理したいと考える。

 

2.請求された相手の多くは、裁判に、怖い、面倒、長引くなどというイメージがあり、訴えられるまでは、訴えられること恐れる傾向にある。

これらの理由により、少々相場よりも高額だと思っても、要求に応じるのです。

 

3.示談においては、こちらが要求した金額に相手が応じない場合、多少の譲歩はするものの、通常、裁判で認められそうな金額より安く提示することはなく、こちらが気に入らない(裁判より安そうな金額)で、和解が成立することは、ほぼ無いから。

この様な理由から、通常は、裁判より示談の方が、高額な慰謝料を獲得できる可能性が高いのです。

しかし、相手は、一旦、訴えられてしまえば、もう怖いものはありません。

そして、訴えられた相手は、弁護士に依頼します。

弁護士に依頼すれば、以降、こちらは相手の弁護とやり取りをすることになり、裁判所からの通知も相手の弁護士にところに送ることになるので、相手の自宅等に通知が届くことは無く、従って、相手も配偶者等に不倫の事実がバレる恐れが、少なくなります。

また、仮に、裁判と示談で、獲得した慰謝料の金額が同じだとしても、「実質」と言う面で、示談の方が高額な慰謝料を獲得したことになります。

相手を訴える際には、ほとんどのケースで、こちら側も弁護士に依頼することになります。

ですから、弁護士に支払う報酬の分だけ、実入りが少なくなるということです。

また、裁判は時間と労力も余計にかかります。

従って示談の方が、高額と言えるのです。

ただし、示談で高額な慰謝料を獲得するには以下の3つの要件を満たす必要があります。

 

1.十分な証拠がある状態で話し合い行うこと

理由

①十分な証拠があり何でもお見通しの状態であれば、相手も全部バレていることを悟り、交渉に応じやすい。

②自信をもって話し合いができる。

③話し合いの後に証拠を撮るのは困難だが、証拠を用意しておけば、万一、相手が示談に応じなくても、訴訟という手段がとれる。

 

2.相手にこちらが情報や証拠を掴んでいることを悟られていない状態で、いきなり(待ち伏せなどで)話し合いを開催すること

理由

①こちらが証拠を掴んだり、不貞の事実を知ったことを相手が知ると、警戒されたり、対策を講じられたりされる。主には、弁護士に相談や依頼。

 

3.最初に会った時に書面に署名・押印してもらうこと。

理由

①初回の話し合いから時間を空けると、間違いなく弁護士に相談される。

高額な慰謝料獲得のポイントは、時間です。

相手に弁護士がつけば当然、相手の弁護士は、なるべく慰謝料を安くしようとしてきます。

ですから、弁護士に相談する時間を与えてはいけないということです。

では、交渉を弁護士に依頼するのはどうでしょう?

弁護士に依頼すると通常、相手方に内容証明(郵便)等で、自分が慰謝料請求の依頼を受けた(代理人になった)という通知を送ります。

いきなり待ち伏せなどの方法は、弁護士倫理?に反する??みたいで、原則、弁護士にはできません。

通知が届いて、こちらが弁護士に依頼したことを知った相手方は、当然、弁護士に相談なり依頼をします。

また、通知を送れば、相手が既婚者の場合、相手の配偶者の場合、こちらの配偶者に慰謝料を請求さえる危険性もあります。

弁護士同士の話し合いになれば、こちらの弁護士はなるべく高く、相手側の弁護士はなるべく安くしようとします。

つまり綱引きの様な状態になってしまい、そこそこの金額で落ち着いてしまう可能性が高いのです。

ただ、誤解しないで頂きたいのは、弁護士に依頼することや訴訟をすること自体がダメだと言っている訳では無いと言うことです。

「順番」の問題です。

まずは、

なるべく費用を抑えて

なるべく早くで

より高額な慰謝料を獲得できる可能性がある方法

つまり、自分で話し合いをすると言う方法を先にやってみるのが良いのではないでしょうか? 

それでダメだったら

今度は、しっかり時間とお金をかけて、弁護士に交渉を依頼、

それでもだめなら、

最終的には、を「訴訟」という方法で強制的に慰謝料の獲得を実現すればよいと思います。

つまり、最初から弁護士に依頼したり、裁判をしたりするより、まずは自分でやってみるのが自然な流れではないでしょうか?